「ピン!」と来たら始めよう。Pinterestビジネス活用術。

多くのsnsツールやwebサービスが存在する昨今。web上でブランディングやマーケティングを行う時に、snsやwebサービスの利用は欠かせません。ユーザーの関心や訴求力を高めるために、Facebook以外に何のツールを使用するべきか迷ってしまいますね。そこで今回は「Pinterest」の活用方法をご紹介します。

そもそもPinterestって何?

皆さんはメモや写真をピンで留めて使用するコルクボードをお使いになられた事があると思います。

Pinterestは、それらをWEB上で行うことができるツールです。お気に入りの写真をピンで留めるように、ネット上から画像や動画をどんどん集めて共有する事ができるんです!(*ビジネスとしてご使用の場合は、ビジネスアカウントの作成をお勧めします。)

ビジネスシーンでの5つのメリット

1.拡散力が高い

他のsnsに比べてユーザーのピンを気楽に保存できることや、ピンすること自体の操作が簡単に行えることから、情報の拡散率が高くなります。

2.Web上での認知度向上

Pinterestの良いところは雑誌を見るような感覚で気軽に画像を見れること。
例えば、自社製品の画像だけでなく、それらを使用したライフスタイルの提案を行うことで、ユーザーの興味・関心を育て、ファンを増やしていくことが出来るんです。      

3.商品の購入に繋がりやすい

Pinterestを利用するユーザーは、自らの欲しい商品のビジュアルイメージを持っている傾向があり、初期段階で購入意欲が高く、結果的にコンバージョン率も高くなる、と言う仕組みを持っています。そのため、Facebookに比べPinterestを利用して商品購入した経験が2倍という調査結果にも頷けます。

4.ユーザーの欲している情報を知ることができる

Pinterestは複数のボードを作成し、名前を付けることができます。自分のピンした画像が保存されると、画像の持ち主は各ユーザーが何の為に画像を保存したのかボードの名前から読み取ることが出来るんです。
例えばボード名が「プレゼント」だった場合、ユーザーの購入意欲の高さが伺えますし、ライバル商品がどれ程ユーザーの関心を引いているのか測ることもできますね。このようにPinterestは、かなり精度の高いフォロワー分析につながります。

5.無料のアナリティクスが備わっている

ご存知の方も多いと思いますが、アナリティクスはアカウントのクリック数やフォロワー分析を行ってくれる機能です。
「4.ユーザーの欲している情報を知ることができる」で述べた様なフォロワー分析だけでなく、実際に数値化された結果を見て、修正や改善を行っていくことで、よりユーザーとの距離を縮めることが可能です。

活用法をご紹介

ブランドイメージを打ち出す

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ファッションブランドなどでは、商品だけでなく、その周辺にあるイメージを含めたボードの作成がよく見られます。
企業とユーザーの価値や感覚の共有が行えるだけでなく、ブランドコンセプトを知ることができ、ファンにとってはフォロー必須かもしれません。

カタログのように使用する

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車メーカーのmazdaでは、車種ごとにボードを作成し、まるでカタログ様なつくりになっています。
車そのものの美しさを感じることができ、自社製品に対するこだわりや自信が伝わってきます。

商品から派生する物事を紹介する

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商品の活用事例(キッチン用品→レシピ、住宅関係→インテリア)や商品のあるライフスタイルの提案を行う企業も多く見られます。
こういった事例は商品の購入に直接関係がない様に見えても、ユーザーの心理を刺激し、結果的にファンを増やし、コンバージョンに結びつく傾向が見られます。

Pinterestでキャンペーンを行う

Pinterestにはグループボードという、複数のユーザーが参加することができるボードがあります。
グループボードを使用し、ユーザーと一緒にボードをつくりあげていくことで、より親近感を与えることができます。
また、キャンペーンを実施することで、ユーザーの参加を促すこともできますね!

まとめ

Pinterestはビジュアルイメージで訴求力を高めることが出来、且つ操作も簡単に行える便利なツールです。
文章で説明することも大事ですが、場合によってはイメージを共有することで、話がスムーズに進む場合もありますよね?
シンプルなツールだけに、使い方はアイディア次第で、多くの可能性を秘めています。

自社サイトやFacebookとともに自社のブランディングやマーケティングに取り入れてみられてはいかがでしょうか?

文 / みかみ(staff)