情報や思考の見える化が問題解決への第一歩
「今期の売上げを10%アップしたい」「新規契約を20件獲得したい」・・・ビジネスシーンにおいてこのようなことは常につきまとう問題です。
しかしながら顧客や状況・案件によっては、問題が複雑化するケースもあり、何から手をつければ良いのかわからなくなってしまうことも。
そんな時に大切なのは、情報や思考の整理整頓。
情報・思考を整理することで、新たな発見や解決の糸口が見つかるのは、皆さんもすでに経験済みのはず。
そこでそんな時に、使用をオススメしたいのが「XMind」。
「XMind」とは、マインドマップ(*)をPC上で手軽に作成できる無料ソフトです。
問題解決のための、思考・情報整理に、役立ちますよ。

*マインドマップとは
マインドマップは、イギリスのトニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法で、頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールです。
基本的には発想力を鍛え、アイディアを出すためのツールになりますが、様々な事に応用でき、問題解決に役立てることも出来ます。
ーマインドマップのメリット
・情報がまとまる
・集中して考えることができる
・思考を見える化し、客観視できる
ー注意点
マインドマップは、目的を達成するための手段です。マインドマップの作成自体を目的としないようにして行ってくださいね。
[XMind]でマインドマップを書いてみよう
まずは、XMindをダウンロード。
①無料ダウンロードのページで、自分の利用しているOSを選択します。②ライセンスの内容を確認し同意にチェックを入れ、③ダウンロードします。
作ってみよう
ダウンロードできたら、アプリを起動し、マップを新規作成します。
マインドマップには色々書き方がありますが、今回は「5W1H」をベースにして作ってみましょう。
まず中心に、メインのキーワードを書きます。そこから、放射線状に広がるように、「5W1H」のキーワードを書いていきます。そこから階層を追加し、どんどんキーワードを書いていきましょう。

Enterキーで同じ階層にキーワードが追加でき、tabキーで一つ下の階層が追加できます。
考えず、どんどん書こう
マインドマップは構えて書かないことがポイントです。綺麗に書こうとせず、思ったことをどんどん書き出していきましょう。
更に連想した単語から連想する単語を書いていきます。どれだけ階層が増えていっても構いませんし、同じ単語が何度出てきても構いません。
書くことがなくなったら全体を眺める
思いつくままに書いていき、書くことがなくなるまでひと通り書いたら一旦全体を眺めてみましょう。
マインドマップにすることで、全体像が確認でき、個別に考えていた時には見えてこないアイデアが見えてくることがあります。
全体を見て物事を捉えることをゲシュタルトと言いますが、マインドマップで全体を見ることで、脳のゲシュタルト機能を使いやすくなると言われています。
全体を俯瞰していて、また何か思いつけば、追加で書き込んでいきます。この作業を繰り返すことで、思わぬアイディアが浮かぶことも!
新しくやるべき事や、やりたい事に気付き、次に必要なアクションがわかってきます。
思い浮かばない時は一度離れる
それでも良いアイデアが浮かばないときもあります。そんな時は一度考えることをやめましょう。
考えることから離れてリラックスした時に、突然良い考えが浮かぶことはよくある事です。
その他便利な機能
Xmindには、他にも便利な機能があります。
・プレゼンテーションツールとしても使える
・ガントチャートでプロジェクト管理が便利に
・テンプレートやクリップアートが豊富
・MS Office、PDFでのエクスポート
・Evernoteへの保存
・共有ダイアログで出来上がったマインドマップをシェアできる
などなど、今回紹介しきれなかった機能も充実していますので、是非色々と試してみてください。
まとめ
取り組むまでは、なんだか難しそうに見えるマインドマップですが、作り始めると意外にスラスラと進められて、自分でも驚くようなヒラメキが生まれることもあります。
このような方法を普段から取り入れておく事で、だんだんとコツが掴めて来て、問題解決などの思考がスムーズに取り組めるようになるかもしれません。
無料で気楽に取り組めるので、XMindでマインドマップを取り入れて、頭の中をどんどん整理してくださいね!